1st album Brand New Melody (2008)
- 兵頭佐和子 ファーストアルバム
- Brand New Melody
- Now on Sale
- MINE‘S RECORDS/ MRJ-101
- 2.500yen[tax incl.]
- 01.Brand new melody(Sawako Hyodo)
前に向かう希望を持つことができないほど、どうしようもなく落ち込んでいた時、心の内にふときざした曲です。心の底に温かく響く曲を作りたい、そう願って、シンプルなメロディーの中に思いを込めました。
- 02.Sea breeze(Sawako Hyodo)
一つの恋が終わって、なんとなく煮え切らない思いでいた、ある初夏。海辺でさわやかな風に吹かれていると、そんなモヤモヤした気持ちが吹っ切れて、なにか楽しいことが起きそうな予感もしてきて-。
- 03.Relaxin’at Camarillo(Charlie Parker)
初めてジャズのライブを聞いた時、「私、絶対これやる!」と一瞬にして虜になってしまいました。一番の理由は、リズムのグルーヴ感だったような気がします。ビバップが好きで、1950年代頃のアルバムを散々聞きましたが、自分の初アルバムで、グルーヴ感たっぷりの曲を演奏したくて、この曲を選びました。
- 04.Teardrops(Sawako Hyodo)
嘘だと思いたいような悲しいことが、泣いてしまったら現実になってしまう気がして、必死で涙をこらえていました。でも、優しい言葉で慰められた瞬間に、我慢していた気持ちがあふれ出て…。心の中が空っぽになるまで泣いたら、ちょっとだけ素直に笑えました。
- 05.Cherry Blossom(Sawako Hyodo)
毎年、桜を見ながら感じることが、春の思い出になって重なっていくようです。お花見の頃の、このアルバムのレコーディングに向けてこの曲をかきました。
- 06.The starry night(Sawako Hyodo)
画家、ゴッホの作品『星明かりの夜』を初めて見た時のこと。夜空の深い青色の中に輝く星明りに吸い込まれそうで、しばらく絵の前から動けなくなって立ち尽くしてしまいました。この曲はその絵からインスピレーションを得て作りました。
- 07.Riverside magic hour(Sawako Hyodo)
秋の日差しの下、隅田川沿いを歩いていると、夕日でできた自分の影を追いかけて、なんだかどこまでも歩いていけるような気がしました。そんな散歩の途中に浮かんだメロディーがこの曲です。愛称は”隅田川”。演歌っぽいですが。
- 08.Body and soul(John Green)
物憂げな雰囲気が漂う導入部のソロピアノ。サビに入るとベースとドラムが加わって、開放感とともに明るい空気が流れる。ベースソロの後は一転して、しっとり歌い上げる情熱的なメロディー。この曲を弾くと、ドラマティックな恋愛のような展開に、気持ちがすっと吸い込まれます。
- 09.This Masquerade(Leon Russell)
ジャズの仕事を始めたばかりの頃。毎週弾いていたホテルのバーで、毎回必ず二曲リクエストする紳士がいました。私はその頃、スタンダード曲をほとんど知らなかったので、弾けなかった曲を必死で覚えていました。この曲もそうして出会った曲。キャッチーなメロディーが気に入っていて、最近よくライブで演奏しています。あの人、今頃どうしてるかなぁ。
- 10.All in bar(Sawako Hyodo)
昨年ウィーンを旅行した時に訪れた、ライブ・ハウス「オール・イン・バー」。流れていたジャズは、どことなくエレガントな雰囲気でした。私が子供の頃から”勉強”していたクラシックを、人々が古くからの町の音楽として楽しんでいることに驚きましたが、ジャズの中にもそんな歴史を感じるような気がしました。
- 11.Over the rainbow(Harold Arlen)
「虹の彼方に、子守唄で聞いたような国がある。それは、信じた夢がかなう国、そこへ行くんだ」という『オズの魔法使い』で有名な曲。夢をあきらめそうになったり、自分に正直に生きていくことがしんどいと思うような時に聞いて、感動した曲です。
「Brand New Melody」 Live@Harajuku LaDonnna(2011/12/13)